見ているだけで絵が上手くなるかも?!吉成曜画集 ラクガキ編レビュー

イラスト描き

「吉成曜画集 ラクガキ編」を購入しました。たいへん満足しているので、おすすめポイントを書いてみようと思います。購入を迷っている方は参考にしてみてくださいね。

吉成曜画集ラクガキ編内容紹介

  • ページ数 312ページ
  • 判型 A4横(21 x 29.7㎝)
  • 金額 3,300円(3,000円+税10%)
  • 出版社 スタイル
  • 発売日 2016年9月26日

一時は品切れでプレミアム価格になっていたことがあったので、新品が出ているのを見つけたときに購入するのがおすすめです。

概要

収録されているのは、すべて紙に鉛筆で描かれているであろうラフスケッチを集めたものでグレースケール印刷です。

画面にきっちりレイアウトされている原画ではなく、習作のようなものを集めています。

ラフスケッチとはいえ線はラフでなく、ほとんどの絵で線はきっちりと整えられていて輪郭をとらえやすいです。「アニメーターの絵」を堪能できます。

下記のような絵が収録されていますが、項目ごとに分類されているわけではなく、ページを繰っていくと全身があったりパーツのページになったり、また全身だったり、1ページの中に全身と手だけが混ざったりとさまざまです。

1ページに5~10ほど絵が詰め込まれているページが多いです。大きめの絵が2つとかのページもありますが、絵が細かく詰まっているページが多いです。

収録内容の分量めやすを書いたので参考にしてください。ざっくり数えたのと、1ページのなかに色々なものが描いてあることも多いので、下記のページ数はだいたいと思ってください。(合計も総ページに合ってません)

全身・半身

人の全身・半身が描かれているのは約160ページほどです。

成人男性・成人女性・子ども・着衣・裸体・素体・筋肉質・手塚治虫体型・アオリ・ふかん…と内容はバラエティに富んでいます。版権キャラクターを思わせるラフもありますが、特に分類されていたり明記されてはいません。

黄色いのはウチの画集に描き込みをしてしまったからです(本はモノクロ印刷です)

顔・身体パーツ

いろいろな表情をつけた顔や手や足だけを集めたページもあります。

1ページの中に手が多数描いてあるページがちょこちょこあり、それぞれの手が表情豊かでとても良いです。

だいたい顔が約40ページ、手が約9ページ、足が約2ページほど。顔はいろいろなタイプのキャラクターデザインのものがあるので、どのような絵柄を目指していても参考になると思います。

主な収録はこの全身と身体パーツで、下記メカ、動物等は少量です。

メカ

メカが描いてあるのは約30ページほどです。

動物・クリーチャーなど

動物・クリーチャーなど生物感があるキャラクターの絵が描いてあるのは約20ページほどです。

自然物・建造物

自然物(木や山など)、建造物(塔など)があわせて8ページほど。建造物は少ないですが、線画で面をあらわす試行錯誤みたいなものが感じられて面白いです。

エフェクト

最後の22ページほどはエフェクト色々が掲載されています。

爆発の煙や水しぶき、衝撃波などが描かれています。

体系的な分類やどうしてこうなるかの論理などが書かれているわけではないので、本格的にエフェクトの描き方を学びたい人はエフェクトの本を入手した方が良いと思いますが、自分はそうではなかったので充分楽しめました。

人体と同様にエフェクトも素敵に見せるにはエネルギーの流れる向きや力強さが大事だなと感じさせられます。

エフェクトの勉強がしたい場合にはこちらの本をどうぞ 

画集を画力の向上に活かす

購入される方はだいたい絵を描く人なのではないかなと思いますので、私が「吉成曜画集 ラクガキ編」を使って画力の向上に活かしている方法をお伝えします。

模写やトレースで人体の練習!

人体を描くには、動画などの講座を見て理論で覚えるのと同時に手に覚え込ませることも大切だと 個人的に 思っています。漢字の練習をひたすらこなすように、筋肉のラインとかヒジのとんがりを模写して覚えましょう。

模写をする時間もない!でも絵の練習がしたい!というとき、自分は蛍光マーカーで直になぞってしまう…ということをしています。

ふだんはファッション雑誌の写真などをマジックでなぞる練習をしたりしていたのですが、アニメーターがデフォルメし、整理した線は写真よりもずっと勉強になります。

蛍光ペンでなぞっているのはなぞった後も元の絵が見えなくならないようにです。

画力向上のためには綺麗にしまいこまず「使う」!

画集をきれいにとっておきたい気持ちは分かるのですが、画力の向上を目指す場合は別!

「吉成曜画集 ラクガキ編」を常に目につくところに出しておき、しょっちゅうパラ見したり、先に書いた「模写」や「蛍光マーカーでなぞる」をやってみたり、描く絵のポーズを考える際にもめくってインスピレーションを感じてみたり、とたくさん使いましょう。

ページにめくりぐせはつくし、角も丸くなりますが、その分絵が上手くなると思ってぜひ。どうしても綺麗にとっておきたい場合は保存用練習用と2冊買いましょう!


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