在宅で仕事を探しているときに、Webライターについてネットで調べてみると、極端に高い収入(月50万円~100万円)でちょっと現実味に欠けるか、とても低い収入(1文字0.2円などで、時給に換算すると200円とか)である、ということばかりがヒットして結局どうなのかわからなかった、ということありませんか?
自分もWebライターになってみるまで、具体的な収入や稼働時間がわかりませんでした。実際のところはどんな感じなのかを、今Webライターとして働いている自分が未経験の方に向けてこの記事で解説しようと思います。
在宅Webライター1日4~5時間/週4日稼働の収入
私は現在いくつかの在宅の仕事、派遣会社等でのスポットでの仕事をかけもちしています。
全ての仕事の合計で月10万円、年間130万円程度を収入としている身ですが、その中で在宅Webライターの仕事は月5~6万円の収入となっています。(月によって増減あり)以下に稼働時間など詳細を説明しますね。
どんなライティングで収入を得ているか
私がやっているのはWebサイト製作会社から請負で仕事をもらうタイプのライターです。
「Webライター 募集」で検索した際にリンクされるWebサイトや、Twitterなどで、企業が募集をかけており、応募した後にライターとして登録できるかの試験(課題審査)があり、合格すれば晴れてライターとして登録されるといったものです。
審査に関してはこちらの記事もどうぞ↓
業務請負契約で、1案件ごとに仕事を請け負うものなので、継続して仕事をもらえる保証のある立場ではありませんが、今のところ継続して仕事をもらえています。
どんな仕事?
商品についてWebサイト等を調べ、特徴を書いたり、口コミを集め、リライトするのが私のしているWebライターのお仕事です。
もちろんWeb上にある情報をそのままコピー&ペーストするのではいけません。ある程度自分の中に落とし込んでから、自分の言葉で書き直す「リライト」が必要です。リライトは小学校~中学校で国語の教科が嫌いじゃなかったり、本を読むことが好きな人でしたら、そうそう難しい作業ではありません。
私のようなライティングの仕事には、自分の思想や考えを書いたりする場面はありません。情報を正しい文法で読みやすく読者に伝えるように書く作業が主になります。もちろん書くのは「好きなこと」などではなく、指定された商品などについてです。
1ページの中で何のどういったことについて、どの項目に何文字を割り振って書くか、などの構成は、編集の方が考えてくださることが多いです。参考にするWebサイトもだいたい指定してくださることが多いです。
稼働時間、文字あたり単価
現在、私の稼働時間は1日4~6時間/週4日ほど。
4日間程度で片付く仕事をもらって1週間の間に処理する感じです。土日は休みにしたい、また1週間のうち1日くらいは、子どもの学校の用事やほかの仕事、家事を片付けたい日などを確保したい、という気持ちがあるのでこんなスケジューリングにしています。
1日4,000字をめやすにライティングをしています。1日あたりもっと多く書ける方や、副業として本業をした後に書く方もいらっしゃると思いますが、私の場合はこれ以上増やすと【文章構成や言葉選びの質が大幅に落ちる。】または【家事育児がメタメタになる】ということが半年間の経験でわかりましたので、今はこの文字数で落ち着いています。
報酬は1文字0.7円からスタートし、半年ほどで1円~1.2円/1文字になりました。
イレギュラーにも対応するスケジュール
1日の稼働時間を6時間程度にしているのは、例えば何かイレギュラーなことが(自分や家族の体調不良、突然の頼まれごと、突然断りたくないオイシイ仕事が降ってきたなど)入ってきたとしても睡眠時間を削るなどの無理をすれば1日で2日分の仕事をできなくもない、という余裕を含めての設定でもあります。
また「あれ、この案件意外と時間がかかるぞ…」という場合にも余裕を持って仕事をすることができます。
ただ、余裕を多く含めているせいで緊張感無くダラダラと仕事をしてしまい、締め切り直前に時間に余裕がなくなっている…ということもままありますが。
稼働時間の内訳
稼働時間の内訳はおもに
- 届いた資料の確認
- 参考Webサイトの確認(必要な情報はそろっているか)
- なんとなくおおまかに書くことを考え、メモ
- ライティング
- WordPressなどCMSへの入力(必要な場合)
- できたものを読み直し、文章チェック・修正
ここまででワンセットとして、1時間半~2時間で1,000字程度でおこなっています。
1日の稼働時間が4~6時間なので 1ヶ月のうち1週間は仕事が入らなかった場合で計算してみると
(4,000字/日)×4日×3週間
→1文字1.1円~1.2円でだいたい5万円/月の収入といったところです。
今後の目標としては、もう少しスピードを高めて1時間あたり1,000文字を生産したいところです。
収入・仕事は安定して入るのか
今私がWebライティングの仕事を請けているのは1社からのみです。だいたい編集さんから、「○月○日スタートで、○月○日〆切のこういう案件があるけどどうですか」と打診が来て、返信することによって仕事が決まります。
現在、1週間で処理する案件が3件くらいは入っています。
仕事の無いときには、ランサーズ、クラウドワークス等で単発や継続の仕事を探せば詰めることはできるのでしょうが、今は今請けている会社の編集さんとの関係を強くしたい(案件紹介されたときになるべく断りたくない)ということと、案件を探して応募をするのが面倒なので、私は他では探していません。
ライターの仕事が空いてしまっている期間は、派遣会社のスポット派遣で1日で終わる仕事を入れる、ブログを書く、LINEスタンプを作成する…などをしています。
余談ですが、ランサーズやクラウドワークス等でライターの仕事を探すよりは、オンラインサロン等で知り合った人から紹介などで継続した仕事をもらうのが安定しそうな気がします。(それはそれでSNSやサロン内での立ち回り等気をつかわなければならないことが増えますが)
将来性・成長性はある?
今のスタイルでWebライターの仕事をしていると、ある程度文字単価が上がっても結局は時間の切り売りで収入アップをしていくしかないと思っています。
早く文章を書く、構成する力はついていくと思いますので、将来的には今のライティングの仕事に加えて、自分の好きなWebメディアに営業をして、寄稿して原稿料をもらうということができるようになったら良いなと思っています。
それで大幅に収入アップ、とはいかないと思いますが、自分の考えや好きな物事について書いてそれが収入になればとても嬉しいので。
好きなメディアに寄稿できるチャンスが来たときに、自分の文章力はこれくらいです、と示すためのポートフォリオになれば良いなとも思い、当ブログも運営しています。(あわよくば将来の資産にも…)
まとめ
いかがですか?私はWebライターを始める前は、稼げない仕事、もっと言ってしまえば詐欺まがいのやつなのでは…(例えば高価なパソコンを売りつけられるとか、有料の研修を受講しなければ仕事がもらえないとか) と疑っていたのですが、いざ飛び込んでみたら結構良い仕事じゃないか…と思いました。
仕事量は自分の都合で相談して決めることが多いため、仕事をはじめたら即大忙し!というわけでもないので(あまりにこなせる量が少ない場合は、仕事がまるごと他の人に流れますが)興味がある人は飛び込んでみてはいかがでしょうか。これを読んでくださっているあなたが、良いお仕事にめぐりあえることを祈っています!
パソコンが無くこれから購入する場合、Webライティングには安価(1万円台~)のパソコンでも十分です。なお、ライティングの仕事ではWord、Excelも仕様書のやりとり等で使うことが多いです。互換ソフトでもよいのでそれらのソフトが入っているものを選びましょう。(または購入時オプションでつけてもらいましょう)
↓私はこちらのPC-WRAPさんで購入した29,800円のパソコンで仕事をしています。
(私が買ったときと同じ商品は今はもう無いので同価格帯のものを紹介しています。)
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