当サイトは、アフィリエイトサービスおよび広告により、収益を得ています。コンテンツ内で紹介した商品が購入されると、売上の一部が当サイト管理人に還元されることがあります。

映画「初恋」感想

映画初恋感想 映画

映画「初恋」感想です

こんにちは。punagiです。
私はファンタジーだけど現実を生きる闘いとリンクして、観た後に力づけられる映画が大好きなのですが、「初恋」もそんな映画でした。

家父長制の終焉のはじまり

「ミッドサマー」と「初恋」

「初恋」を観る数日前には「ミッドサマー」を観たのですが、「ミッドサマー」も「初恋」も私は【家父長制の終焉のはじまり】という感じを受けて頼もしかったです。

自分を無くして組織にしたがうことに疑問を持ち、自分を「個」を、見つめてみてはいかがか、同調圧力や組織への義理立てよりも、自分の生きたいように生きたり、身近な人の事の話を聞いて力になってというような。
わりと現実の日本社会の辛いところの根源は潜在的な家父長制の強さだと思っているので、そうでない未来が来そうな感じがして希望が持てました。

旧い価値観を蔑むだけでなく

とはいえ「初恋」は組織に義理立てする時代の終わりを告げているのと同時に、組織内で地道にまじめに頑張ってる人を決してコケにしたり、蔑んだりはしていないというところがあって、それも良かったです。(仁義を大切にするヤクザ権堂とか、集団のお巡りさんとかの描き方)
悪徳刑事のセリフの「しがらみに足をとられて…」のところのいわゆるしがらみに足をとられることを「愚かさ」だけにしないで、哀しみも表現しているところとか。

仁義を通すことや、「組織の中で」頭角をあらわすことに美しさを感じる、そういう価値観を内在している人が見ても、不快に思う事がないんじゃないかと思います。
(私も常にリベラルでありたいと思いつつ、古いアニメや漫画を楽しんで育った年代でもあるので内在していると思うんです)

暴力表現

バイオレンス描写がものすごいですが、暴力を暴力として描いてるし、無辜の民が虐殺されるさまを消費して楽しむとかではないので。(警官があっさり殺されるシーンは少しあった気はしますが、それは娯楽として消費されるものではなかった。)
暴力表現の使い方はゲーム・オブ・スローンズとかに似ている感じです。
ゲーム・オブ・スローンズが好きな方は「初恋」もどうぞ!初恋が好きな方はゲーム・オブ・スローンズも(長いけど)是非!

しかしレイティングPG12で通るんですね。
ミッドサマーR15レイティングにも「あれ?今ってそんな感じなのか」と驚きました。

ゲームのレイティングで慣れた身だとミッドサマーR18(CERO Z)初恋R15(CERO C~D)くらいな感じですが、ゲームはインタラクティブな分厳しめということでそんな感じになるんでしょうね。

余談

余談1

最後のレオのボクシングでの闘いと、ユリの脱薬物の闘いをオーバーラップさせているところ、良かったですよね。みんな何かしら闘っている…

余談2

製作委員会にグッドスマイルカンパニーが入っていたのでベッキー/ジュリのフィギュアorねんどろいどが出るのかな?と期待してしまいます。

あわてる乞食はもらいが少ねぇ、ってじいちゃんが言ってた→それ最近聞かねぇなぁっていうところ、うちの父もよく言ってたけど最近聞かないので笑ってしまった。こういうとこほんと巧いなって思う。

余談3

「初恋」を好きな人は「ブラックラグーン」のアニメも楽しめると思うのでおすすめ。日本刀と青龍刀と銃アクションと人情と理不尽!女子の脚線美アクションも共通してます。

余談4

ちょっと自分語りになっちゃいますが、私は20年くらい前に古い町の映画館でバイトをしていたことがあって。
ちょうどシネコンが登場し始めた頃で映画館の客入りは大作洋画以外はきわめて悪く、その映画館も閉館を控えてたんだけど、ヤクザ映画を上映するときはそこそこお客が入ったんだよね。あとシャロンストーンの出る映画も。
当時私が興味を持っていたのはディカプリオとジョニー・デップとアントニオ・バンデラス。ヤクザ映画もシャロンストーンも興味なかったので「へぇえ、おっさんって本当に極道ものとシャロンストーンが好きなんだ!」と私はなにかを発見したような気がして嬉しかったのを覚えてます。

今回「初恋」を観た後後ろを振り返って(一番前の席で観ていたので)どれだけ人が入ってるか確認したら、お客はみんなおじいさんだったので、あ、あのときのお客さんかな、ってちょっとまた何か発見した気になって嬉しかったし、感想聞きたかったなー。

自分、映画を一緒にみる友達がいないので、映画館でひとりで来た者同士感想を語り合う文化とかあったらいいんじゃない?と思うときもあるけど、それはそれでせっかくいい映画観ていい気分になってるところが台無しになったりもしそうなので(自分が相手に台無しの気分にさせちゃうかもしれないことも含めて)難しいですね。twitterでいいか。(しかしtwitterでも友達が少ない←作ろうとしないからだぞ)

こちらもどうぞ「ミッドサマー」感想