ゲーム・オブ・スローンズ完全読本(カドカワムック)レビュー
こちらはカドカワムック・DVD動画配信でーた別冊・「ゲーム・オブ・スローンズ完全読本」を読んだ感想になります。
136ページフルカラー!でゲーム・オブ・スローンズの全てがわかる?
136ページ フルカラーで、1,800円は安いと思います。
内容もGOT全話観た自分にとってとても楽しめるものでした。
付録の「ジョン・スノウ特大ポスター」はジョン・スノウのファン以外はあまり嬉しくないのでは…というものでしたが、裏面の人物相関図は大きく見やすく大勢が載っているので嬉しいです。
覚えづらいマーテル家とか野人とかブラザーフッド、小評議会のひとたちの名前がすぐに分かって便利!
以下に特に良かった記事を紹介していきます。
諸名家と主要登場人物を完全網羅。『GOT』キャラクター名鑑
20ページにもわたるキャラクター紹介。 懐かしみながら見るのもよし、あらすじを追う復習にもよし、マイナーキャラ(アンサリードを所有してた奴隷商人とかサーセイがブロンに与えた婚約者とか)の名前などを知りたくなったときにもよし…と楽しめるものでした。 登場シーズン、俳優名、吹き替え声優名入りで す。
壮大な物語をより理解するための「ゲーム・オブ・スローンズ」前史年表
森の子らが暮らす地に最初の人々が侵攻したところから、ロバート王の王の手アリン公が死亡したところまでを年表で紹介しています。本編で語られている内容がほとんどですが、さらに詳しい記述もあったりして2ページながら濃い内容。時系列を整理するのにも◎。
舞台となる主要都市を紹介!2大大陸GUIDE
ウェスタロスとエッソスの2大大陸の地名入り地図。ミアのソロスの出身地のミアはここだったのか~とかロブの妻の出身地はここか~など、登場人物を想いながら見ました。なんだか資料があるとサブキャラ、マイナーキャラに愛着が沸いてきそうです。
全73話から数えた測った「GOT」ランキング
ムックならでは!という企画でこの本で大好きな記事です。掲載されているのは、殺人人数ランキング・飲酒杯数ランキング・セックス回数ランキング・裏切り回数ランキング・号泣回数ランキング・拷問回数ランキング・移動距離ランキング。
どのランキングも「あれ?このキャラが1位?」と一瞬意外な気がした後に「…んん、まぁそうか」と納得する感じで読み応えありました。拷問回数は予想通りのあの人です。
添えてあるコラムも「死にざまが強烈なキャラ」など読ませてくれます♪
と、ここまでで全136ページ中の65ページです。
作品物語内のことはだいたいここまでで、後半はスタッフやキャスト・声優等のインタビューや座談会、またHBOの他ドラマ紹介など物語外の記事になります。
製作総指揮&脚本のデヴィッド・ベニオフ&D・Bワイスの対談ではコーヒーカップの件にも触れていました(笑)←最終章、デナーリスが着席している机にスタバの紙カップが映りこんでしまった件
インタビュー等も興味深く読みましたが、私が読んで楽しかった記事を以下に紹介します。
ビハインド&トリビアで辿る『GOT』激闘録
人海(馬海)戦術あり、CGあり、本物の炎あり、の撮影秘話が読めます。つい昨今の映像作品を見るとどんな画面もCGで作ってるんでしょ…と思ってしまいがちですが、寒さや酷い天候の中でロケ頑張ってるんですよね…。
つくり込まれた意匠を愛でる武器コレクション
ブラン暗殺未遂の際の短剣や、サムの持ちだしたハーツベイン、ジェンドリーのハンマーなど、武器を写真と短文で紹介したコーナー。じっくり見れて楽しいです。もうちょっと写真が大きいと良かったな…。どれも美しい意匠なのでひとつ1ページで見たいくらいです。
衣装の紹介コーナーもあるんですが、これも写真が小さいのでもっと大きく見たい!
洋書でGOTのコスチューム写真集が出ているのを見つけたのでこれを買えば衣装の大きい写真が見られそうです。
ロケ地探訪
これも写真が小さくて残念なんですが、とてもいい写真が掲載されています。ジョフリーがネッドを処刑した場所を撮影した場所はどこ、とかハイガーデン城の撮影はココ!等細かい情報が載っています。現地へ行ってみたくなります。
スピンオフ紹介
現在の七王国から5,000年前の話、最初の人々の子孫であるスターク家の歴史やホワイトウォーカ起源などが描かれるスピンオフの話(残念ながら制作中止)や、現在制作中のスピンオフ(GOT原作である「水と炎の歌」外伝を原作としたもの)の話題などが記事になっています。放映が楽しみです。
見どころ読みどころ満載♪おすすめです
この企画もりだくさんのボリュームで1,800円は安いと思います!おすすめします。