e-taxなどで確定申告をしている際に分からなくなりがちな「整理番号」「個人番号」「利用者識別番号」についてまとめています。
整理番号
税務署から送付された書類、はがき等に記載されています。8桁の番号です。
昨年の確定申告控え(右上あたり)を確認してみましょう。
分からない場合は、空欄のままでも問題ありません。
誤って個人番号(マイナンバー12桁)を記入・入力しないように注意しましょう。
個人番号
個人番号はいわゆる「マイナンバー」のことです。
申告書を税務署へ提出する際は、12桁のマイナンバー(個人番号)の記載が必要となっています。
(とはいえ昨年などは、確定申告会場でマイナンバーカード忘れの場合など、入力無しでも受け付けてくれました。今年はどういう扱いになっているかは分かりませんが)
平成27年10月以降、住民票を有する方に12桁のマイナンバー(個人番号)が通知されています。新たに生まれた方か国外から転入されてきた方などには、市区町村窓口での手続後、マイナンバーが通知されます。外国籍の方でも、中長期在留者、特別永住者などで住民票がある場合には、マイナンバーが付番されます。
通知は、市区町村から、住民票の住所地あてに「通知カード」が簡易書留で郵送されることにより行われます。住民票の住所地と異なるところにお住まいの方は注意してください。
やむを得ず住民票の住所地と異なる場所(居所)にお住まいの方は、居所を登録することで、当該居所に通知カードを送付することが可能です。
転居等で「通知カード」を受け取れなかった方は、住民票のある市区町村にお問い合わせください。
マイナンバーは一生使うものです。マイナンバーが漏えいして、不正に使われるおそれがある場合を除いて、番号は一生変更されませんので、ぜひ大切にしてください。
総務省ホームページ https://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/01.html
確定申告の際、個人番号記入・入力の際の番号確認はマイナンバーカード裏面のここを見るとよいでしょう。
カードがケースに入っている場合、番号が見えづらいような構造になっています。
ケースから出して確認しましょう。
通知カードの場合はこの部分を見るとよいでしょう。
利用者識別番号
利用者識別番号とは「e-Tax(イータックス)」(国税電子申告・納税システム)で国税に関する申告・申請・届出・納税の手続きを行う際に必要な16桁の個人の識別番号です。
取得には「電子申告・納税等開始届出書」を提出する必要があります。
提出方法は「e-Taxのサイトからオンライン申請」か「書面で提出(窓口、郵送)」の2つから選べます。
自宅から、また確定申告会場のパソコンからe-taxを使用する際に必要です。
書面での申告の際には必要ありません。
個人番号(マイナンバー)を入力すれば利用者識別番号は不要というわけにはいかず、マイナンバーとは別に必要です。
「電子申告・納税等開始(変更等)届出書」を税務署に提出することで取得できます。昨年確定申告会場で確定申告を行った方は会場で作成しているかもしれません。
昨年の申告控えといっしょに「重要書類 利用者識別番号等の通知」という書類を保管していないか確認してみましょう。
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